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日本最高峰の純白フルーツサンド物語。

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IMG_6553のコピー 宇都宮に「フルーツダイニングパレット」っていう、とってもおいしいサンドイッチ屋さんがある。

 先日、成増で大腸内視鏡の最初の診察をしてきた時に母へのお土産として、買って来た。東武東上線の成増駅に期間限定で出店してたらしい。

 シャインマスカットサンド、1080円也。さすが値が張るだけある。表側だけじゃなく、裏側にもシャインマスカットの半割が挟まってた。

「*大人乙女の日常*~ときどき温泉~」っていう面白いブログがある。筆者でブロとものumiさんは、フルーツダイニングパレットを知ってた。宇都宮に行ったときに行きたかったんだけど、時間がなくて回れなかったんだって。

 手に取れば、いまにも崩れ落ちそうな柔らかいサンドイッチ。ふわふわして、コクのある生クリームが絶妙な甘さ。果物も、サイコーに甘いんだよね。

 このお店のお話がちょっと面白いので、書いてみますね。

 明治31年(1898年)創業の老舗 八百藤果物店(初代 藤兵衛の名を取って、八百藤と命名)が昭和51年(1976年)にフルーツパーラー「8010」(やおとう)をオープン。のちにフルーツダイニングパレットと名前を変える。

 昔々、栃木県宇都宮市のど真ん中にある二荒山神社(ふたらさんじんじゃ)の前に果物屋があった。まだ、日本中が貧しい時代だったのに、一番目のじっちゃまは、なんと、その頃は高級品であったバナナで財をなした。

 二番目のじっちゃまは、果物専門店らしく、果物を盛り籠(かご)に入れて、飾ったそうな。

 三番目のじっちゃまは、ハイカラな人で、一人娘に「これからはフルーツパーラーの時代だ。千疋屋(せんびきや)に修行に行け!」と命令し、すぐに天国に行ってしまった。

 この三番目のばっちゃまは、一人娘で、じっちゃまが亡くなってしまったために、修行に行けなかった。

 そのばっちゃまは、その遺言を自分の娘に託したそうな。

 四番目のばっちゃまは、抵抗しつつも、若かりし学生の頃に日本橋室町にある千匹屋総本店に修行に行って、みんなにかわいがっていただいて、自称「果物のスペシャリスト」になったんだって。

 お客さんにいかに果物をおいしく、たくさん食べていただくかを考えたところ、当時健在だった三番目のじっちゃまが「フルーツサンドを作るなら、缶詰より熟れた甘い果物を使った方が、絶対おいしい! 生の果物を使え」と言ったそうな。

 四番目のばっちゃまは、「千疋屋でせっかく教わった味が変わるからヤダ、生の果物を使ってるところなんてない。えっ、生フルーツサンドの元祖になる?」。抵抗しつつ、生の果物を使ったんだって。

「あら、こっちの方がおいしいじゃん! これで行こう」と簡単に鞍替えしたのはいいけれど、昭和56年(1976年)当時はお客さんに全然認知してえもらえなかった。

「フルーツサンドって何?」「サンドイッチなのに甘いサンドって何?」などなど。半年間、生クリームを捨て続けたそうな。

 明日こそは、フルーツサンドを「やめよう! やめよう!」と思いながら半年ぐらい過ぎた頃、ランチの時間に行列ができてた。

 席が25席ぐらいのところにぎゅうぎゅう詰めにして、40人近く入っていただいて、まっすぐ座れなくて、斜めになりながら食べていただいた。

 その頃は、トレーに乗せて提供してたランチだったので、「機内食ランチ」とお客さんが呼んだんだって。

 そのうち、暑くなってきて、階段で並んでるお客さんに申し訳ないので、いちごの生ジュースをお配りしたそうな。

 それからも、基本ポリシーは一切変わらず、果物をおいしく、たくさん、ヘタに手を加えず、シンプルに食べていただきたいという気持ちで、いまに至ってるんだって。

 悲しいことに原材料がどんどん上がってるので、クオリティを下げずに提供するには、お値段が少し張ってしまうのは、ごめんなさい。

 5代目ぼんくらは、これからも、がんばっていきますって、紹介文に書いてあった。ちょっと面白い話でしょ。老舗フルーツサンド物語でした。
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カエルのロビン

Author:カエルのロビン
フリーランスの記者&編集者。星野源と加瀬亮が好きといえばオシャレだと思っている。何歳からアラフィフか母親と協議中。数年分の旅行記と食べ歩き日記を順次アップしていく予定ですので、よろしくお願いいたします。★リンクフリーです。

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