(前編)シウマイの元祖と氷川丸の探検!
- 2023/05/23
- 22:03

副都心線Fライナーのちょうどよい時間がなかったので、池袋駅を9時11分に出て、渋谷駅と横浜駅で降車不要で元町・中華街駅まで連れて行ってくれる列車に乗りました。池袋駅から座ったままで、元町・中華街駅まで行きます。
待ち合わせは、11時15分なのですが、10時01分に着いてしまいました。1時間14分前です。
池波正太郎のエッセイを読んで大学教授が現れるのを待つのも退屈するので、マリンタワーと山下公園に係留されている日本郵船の氷川丸の中を300円払って、見学することにしました。


マリンタワーの中のハワイの雑貨を置いているお店でサラダボウルを2つとコップを買いました。レタスのサラダをよく食べるのですが、母とあたしでは、ドレッシングが違うので、サラダボウルが2つ欲しかったのです。

戦後は1960年まで北太平洋航路で運行を続けました。国の重要文化財で、戦前より唯一現存する日本の貨客船です。
ブラジルに移民した父方の祖母の妹がいるのですが、よく日本に里帰りしていました。「ブラジルのおばさん」と呼んで、ホットケーキをよく焼いてあげました。
父が移民する際に大きな船に乗ったと思い、なつかしがると思っって、氷川丸を見に連れて行ったことがあります。横浜まで長いドライブだったので、幼かった妹は車に酔ってしまいました。
尾籠(びろう)な話で恐縮なのですが、氷川丸を前に嘔吐してしまい、期待していた中華街での食事はふいになりました(笑)。




ディナーの時もここで預かったので、大人はゆっくり食事を楽しむことができました。

アール・デコの装飾、中央の高い天井などにより、メインダイニングとしての豪華なしつらえが限られた空間の中で実現しています。こんな素敵な食堂があるなら、有料でもいいので、お食事をいただきたい!




夜は椅子や絨毯(じゅうたん)を片付けて、ダンスパーティーの会場になるなど、一等船客の社交場ともなっていました。


煙草を吸いながら、グラスを傾け、カードゲームなどを楽しむ主に男性の社交場でした。


後編に続く。